Liveの魔物

イベントやコンサートで、生の歌声を聞いて ズコーって思った・・・
でも、口パクは、絶対に許せない、そうそこのあなたです。

もちろん CDとliveの最大の差は、やり直しが効くか効かないか・・・
そして、最近では、音程を加工して直すことすら出来る

じゃぁ本当はやっぱり歌が下手なんだろうか?
しかして一概にそうとも言い切れない

そう・・・Liveには魔物が潜んでいるのだから・・・

魔物その1

緊張

そんなの誰だって緊張することくらい分かってるって?
じゃぁ、その緊張がどれくらいの物か分かるだろうか・・・
個人差はもちろんあるが、緊張しいな人の場合、周りの音も遠くなる
言葉をかけれられて言っていることも聞き取れるし分かるけど
頭の中に入ってこない、遠くで誰かがなにか言ってきているそんな感覚に陥る
心臓はバクバクと鼓動が全身に伝わるくらい脈動し、汗が止まらず、口の中はカラカラ
体がふわりと浮いたような感じになり、まさに地に足がつかないと言った感じに
自分の体が自分の体じゃないような、幽体離脱でもしているような感覚に
もちろん思考は出来るし、自分の思ったように体は動く、でも遠くからリモコンで動かしているようで
上手く動いてくれない・・・コレばかりはいくら言葉で説明しても
その感覚を体感したことのない人には伝わらないかもしれないが・・・

じゃぁ その緊張状態になるとどうなるのか、上でも弱冠説明したが
とにかくガチガチになる、まるで自分がロボットだ・・・
がちがちになると、当然喉が絞られる、声を出すのにリラックス状態は非常に重要
声なんて当然でるはずもなく、声は震えるばかり・・・

皆さんも見たことがあるはずだ、出てきて歌い出したら酷い有様で
2番に入った頃から急に人が変わったように良くなる姿を

責任感の強い人や、マイナス思考の人は特に緊張しやすい

失敗の恐怖が緊張を生む、緊張しいの人は、鬱になりやすいかもね・・・関係無い話だけど

プラス、野外などではあまりないが、室内の場合、強力なライト攻撃がある
このライト攻撃がまた曲者 魔物1.5と言ったところか
とにかくまぶしい・・・はっきり言って最前列くらいしか客の顔は見えない
あとはみな逆光で黒い人だかりになる、特にオタクは 黒髪に黒い服が多いので余計に黒い
影の軍団だ・・・これがまた怖い・・・相手の状態が見えないのは非常に怖い
どう思っているのか、どういう反応をしているのか非常に不安を煽るし
なにより。ライトの熱もすごい・・・夏の太陽の熱い日差しを受けているようだ
緊張している所にこのライトが当たると、かなり思考が鈍る
刑事ドラマで、よくライトを容疑者の顔に向けて当てる光景があるだろう
あれもそういう効果を狙っての物なのだよ?
ただでさえふわふわ浮いている体に視野を奪われることによって別世界にかわるのだ・・・
よく ペンライトが綺麗というが、ペンライトしか見えないから当たり前・・・
とにかく、まぶしくて熱くて、ワーワーキャーキャー言っている謎の世界に
自分のコントロールを離れた体がふわりと浮いている状況
この状況で、本来の力を出すのは相当な根性や経験を必要とする

性格によっては、まったく慣れることの出来ない人も居るくらい
これが、緊張という魔物の力である

魔物その2

返し

特に業界用語で”返し”というが、オケだったり、自分の声が聞こえる状態が悪いと
かなり音を取るのが難しい・・・

良くコンサートとかで台に足を乗っけて歌ってたりするがあれは足を乗っける箱ではなく
返しを本人に聞かせる為のスピーカーである、照明設備の場合もあるけど・・・

良く返しが聞こえないなぁ~って時にパフォーマンスに見せかけてあそこに近寄ったりもする
返しが聞きづらいと今自分が出している音が合っているのかどうかが確認できないし
当然オケとタイミングを合わせるのも難しくなってしまう。
それにオケのコードに合わせて音を取るので、当然音程も外れやすくなる
多少なりともカラオケに行ったことのある人ならば体験したことがあるはず
自分の歌声が、オケの大きさにつぶされてまったく聞き取れなくて
なんか歌いづらいなぁ~って状況を・・・

ええ?あんな大音量でやってるのに聞こえないの?って思う?
みんなに音を届けているPA機器は観客に向けて配置している
スピーカーの裏側に居る人には音は、ほかの場所に反響してから帰ってくる反響音だけ、
反響音は、ずれる!音速はそんなに速くない
また、周波数によって進む早さが違うため、反響音は実際の音とかなり変わってくる
そしてなにより、観客が発するノイズ、盛り上がっていれば盛り上がっているほど
音はかき消される、音が全く聞こえない訳じゃないのが逆に曲者なのです
実際に出しているのとは大きく変化した音が聞こえるから却って混乱するのです。


最近は機器の発達で、ワイヤレスイヤフォンで直接耳に聞こえるようになっていたりするが
是非ともイヤフォンを指したままで、歌ってみて欲しい、たぶん音楽はかなり聞き取りづらくなるはずだ

この返しの状態が良いか悪いかで、かなり出せる力は変わってくると思って欲しい

魔物その3

音響設備

これは その2の返しにも関わってくるが
音響設備のセッティングが悪いと、かなり聞こえ方が変わってくる
歌う側の問題から少しずれるんだけども・・・
当然、みんなには、スピーカーを通した音声が届く
スピーカーに届く前には、アンプがあり、ミキサーがあり、各種調整機器がある

コンサートの場合などは大抵前日入りして、機材を設置し、午前中~午後一にリハが多い
最近のミキサーは、セッティングを記憶させることが出来、呼び出しによって勝手にスライダーが動く
リハの時に大抵は合わせて、本番では呼び出しというのが多いと思う

とはいえ、生ものだから当然リハとは違う状況も生まれる、もちろんリアルタイムで調整している人はいるであろうが
調整する人は、たぶんヘッドフォンで入力された生音似合わせて調整している
つまり、スピーカーから実際に出る音とは違う物を聞いてる
中には、DJのように片方だけ耳に当てて、外の音とヘッドのフォンの音を両方聞いて合わせる人もいるかもしれないが
ミキサーのある場所と、皆が聞く場所は位置が大分違う

みんなスピーカーの前で体を揺り動かして欲しい、首を振って欲しい
音の聞こえ方がずいぶん変わるはずだ・・・
スピーカーに対してどこにいるかで、実は聞こえている音も全然違うのです
もちろん、設置している側もそれを考慮して、PAの設置をしているが
全知全能の神ではないので、ムラはどうしても出てしまう
出演者に近い位置が、聞くのに良い位置とは限らないのです。

また、スタジアム的なところでやるのと、ホールでヤルのでもまたずいぶんと違ってきて
聞位置よっては、おかしく聞こえることもあるかもしれません、ドップラー効果的な物で
特にドームなどは、広くて音の反響がかなり特殊になるので、外野席などは
まともに音を聞くのは難しいと思われます。
なにより、周りのファンの声援がすごいし・・・それに混じって音が変化しちゃう

よく アンコールのコールがまったく揃ってないのもそれが原因

小さいライブ会場、大きめのライブ会場、ホール、ドーム、野外、全部音の響き方が変わってくる
そしてどこに位置に居るかで、音の聞こえ方もすごい変わってくる
PAのセッティングで多少は補えても、多少でしかない事を心にとどめて欲しい


まとめ

これらの問題をクリア出来て初めて、質の高いLiveになる
簡単ではないことを分かって貰えるだろうか
だれだって、適当にやるつもりはない、関わる全ての人が
最大限の努力をしている、がLiveと言う名の通り生の難しさ
魔物の強大さを考えれば、ダメだった物を非難するのではなく
上手くいった物を賞賛して欲しい

金払っている出し、プロなんだから出来て当たり前じゃないの?
って意見もあると思う・・・

でも、執り行っているのは神ではない、あなたと同じ人間なのですから
Liveに関しては、大目に見てあげて、そんなことより自分が楽しむことを
考えて欲しいと思う今日この頃なのでした。





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